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ラブひな裏話

ラブひな「新世紀エヴァンゲリオン」「機動戦艦ナデシコ」をプロデュースして、一躍ヒットメーカーとして名を馳せる様になったキングレコードの大月俊倫プロデューサーが次なるヒットを狙ってアニメ化したのが赤松健原作の「ラブひな」でした。
大月氏は知人のアニメーターに勧められて読んだ漫画のラブひなを大変気に入り、その翌日にはすでにアニメ化を目指して動き出していたそうです(はやっ!)。

彼は当初アニメ版ラブひなのラストを、最終話までのお話は現実世界で世を儚み、自殺未遂をしてしまって意識不明になった浦島景太郎が、集中治療室で見ていた夢だったというオチで終わらせる予定でした。
ラブひなのテーマソングを作詞作曲した岡崎律子さんにも夢オチで終わらせると説明しており、オープニング主題歌の歌詞に「祝福の時は来る♪」とあるが、これは景太郎が目覚める時という意味で、「手を伸ばして〜♪」のシーンではひなた壮の住人の女の子たちが、景太郎に「現実に帰って来いよ〜」と救いの手を差し伸べている姿が描かれているらしい。

原作の赤松健さんは無邪気にも「岡崎律子さんが作曲したアニメの主題歌は漫画のイメージにピッタリ♪」などと喜んでいたが、曲とアニメ版に秘められたた真意については多分、知らされていなかったのでしょう・・・

アニメの第一話では原作に登場しない謎の老人たちに「現実かと思えば夢、夢かと思えば又、夢。ゆめゆめ忘れる事なかれ・・・」と意味深なセリフを吐かせて伏線を張りまくっていましたが、大月さんの初期の設定だとあの老人たちは実は黄泉からの使者で、最終回で景太郎を現実に引き戻す役割を与えられていたのですが、結局アニメ版の最終回は夢オチではなく、普通の終わり方をしてしまいました。

恐らくは大月氏の謀略に途中で気付いた赤松氏が圧力をかけて最終回のシナリオを変更させたのだと邪推するのだが、真相や如何に?
もしもアニメ版ラブひなが夢オチで終わっていたら、第二の「ビューティフル・ドリーマー(押井守監督・劇場版うる星やつら)」として長く伝説として語り継がれていたでしょう、惜しい事をしたね。

by 箱男:2003年06月25日 17:13|目次 新着コメント
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