言語、文字による情報伝達には限界があるんじゃないか、と思う。
メールなんかだと書き手の意図は相手に50%程度しか伝わらないらしいな。
残りの50%の内容は勘違いして伝わっていると言う事か・・・
文字だけでこちらの真意を100%伝達するのは不可能ではないか?
「99.9%は仮説」と言う本に「科学は近似である」と書いてあったが、言葉もこちら側の「意思」を最も適切な語に「翻訳」した物であり、オリジナルとは異なる。言葉も「近似」でしかないのだ。
そもそも書き手が自分の主張を100%書き切る事自体が稀だ。
ネットに枚数制限はないが、時間的・精神的制約は存在するので、言いたい事を言い尽くせるのは幸運なケースでしかない。
書いた段階で100%でないのに、相手に100%理解される筈がない。
仮に言葉で何もかも説明し切ったとしても、長くなれば途中で読むのを辞める人が増え、結局は伝わらない。
元来、人間の「コミュニケーション」において<言葉>はそれほど重要ではない。
言葉よりも相手の表情や仕草、声の調子や「間」などから受け取る情報の方が大きく、会話の80%以上は非言語情報なのだと言う。
「百聞は一見にしかず」と言う諺もあるが、言葉では相手がまったく「知らない」事については伝えようがない。
「キリン」を見た事のない人にキリンの特徴をいくら説明したとしても、その人が想像する<キリン>は本物の<キリン>とは異なる。
言葉は相手にあらかじめ予備知識があってこそ初めて伝わる。
新しい知識を伝えているのではなく、相手の頭の中に既に存在していた<概念>を掘り起こしているに過ぎない。
<言葉>とは結局、自分の意思を完全に伝えられもせず、新しい見識の獲得にも役立たない、下級のコミュニケーションツールに過ぎないのだろうか・・・?
コメント(8)
1:匿名さん:2006年08月20日 23:02自分は言葉では説明・表現出来ないものを絵に描いたりするんだけど、
『これにはどういう意味・テーマが在るの?』
ってお客さんに聞かれたりして答えに窮する事がよくあるんですよね。
まあ、こういう質問をしてくる人には口で説明しても殆ど理解して頂けないんですけど。
逆に、割と近い感性を持っている人はこちらが何も言わなくても何となく理解されている様です。
自分の頭の中に在る概念を100%伝える事が出来たとしても、根本的に合わない人とは分かり合えないんじゃないのかな。
絵だと作者の「感情」ぐらいしか伝わらないと思ふ・・・
3:匿名さん:2006年08月21日 13:05いや、そうでもないんですよね。まあ、分かる人には分かるってかんじだけど。
絵にも「感情」を表現したもの「概念」を表現したもの等々、色々在るから、それに因って、出来上がった作品、それを見る人の印象は違ってきます。
話は変わるけど、リディア・デイヴィスの「ほとんど記憶のない女」はお勧め。それに収録されている「共感」という短編(たった7行)は、立ち読みでもいいから目を通して欲しいですね。
↑わぁ、“たった7行”なら転載してくれればいいのに‥。
5:鮫肌:2007年11月13日 17:44確かに文章だけでは伝わらない時もある。
かといって絵だけでも何か足りない。
やっぱり絵と言葉が一番ダイレクトに伝わるんじゃないか?
特に絵にはその人のセンスと精神状態がモロに出るからね。
絵手紙や漫画は描きようによっては、こちら側に空気感がスッと伝わる時がある。
5:鮫肌さんの意見には確かに同意です。ボク、“絵手紙・漫画”
大好きです♪
その上で、ちょっとだけボクの考えも聞いて下さい。
『情報の伝達機能=説明力』的にとらえると、活字単体では
確かに非力かもしれませんが、“ストーリー(物語)”を伝える際には、
“文章”もかなり強力だとは思いませんか?
こと自分に関して言えば、原作モノの映像(動画)が、オリジナルの
感動を上回った記憶は皆無ですし。
「見事に再現したものだ!」「こういう解釈もアリか!」という
レベルで、“次善の感動”を堪能したケースは無論、多々ありますが、「一次的創作者の世界観」に触れた(共有出来た)瞬間が、ボクに
とっての至福の時間と云えるワケであります♪
“創造物”は、たとえソレが荒削りでも、稚拙であろうとも、
原初発信者によるモノこそ、リスペクトして然るべきかと考えている
次第でして‥。
それはそうと‥。
“てきとう”さん。「直行・直帰」は止むをえませんが、最低でも二日に一回程度は
『タイム・カード』を捺すように心がけて下さいね。
休日出勤手当て出ませんよ、本当に。
100パー伝わらないから良いのかもな。何回も同じこと繰り返すきっかけになる