にじ魂>戦争論

非武装中立はアナーキズムの発想

わしズム19号【特集『戦争論』以後】の座談会で大塚英志さんが「憲法9条」と「非武装中立」への憧れを語っていたが、彼はアナーキストであろう。
非武装中立云々は国家解体の為の方便に過ぎない。

トマス・ホッブズの社会契約説によると国家とは国民との契約によって成り立っているとされているが、何らかの「強制力」のない契約など無意味である。
脱税しても捕まらないのであれば誰も税金など払わない。
国家は強制力・実行力の担保となる「暴力装置」があってこそ初めて機能する。
国が非武装化すれば「社会契約」が守られなくなり、無政府状態になるである。
理想主義の皮を被ったアナーキスト達の狙いは、正にそこにある。

大塚英志氏は「非武装中立か、それとも核武装・徴兵制による国民皆兵か」のどちらかしかないと極論しているが、「国民皆兵」になる必要があるのは、むしろ非武装中立の方だ。
国家が軍事力を放棄するなら、代わりに市民が自衛の為に武装する必要がある。
各家庭に武器弾薬・防具を支給し、国民全員に軍事訓練を受けさせなくてはならない。
実際、永世中立国のスイスには徴兵制があり、各家庭に武器が支給されていて国民皆兵と言える状態にある。

しかし日本の場合は国民皆兵となった場合でも、軍隊がなければ国土の防衛は不可能である。
非武装中立論者はスイスを想定しているのだろうが、スイスは「内陸国」で、日本は「島国」だと言う事を忘れてしまっている。
内陸国のスイスならば、なるほど確かに軍隊がなくても市民がゲリラ的に戦えば国土を守れるかもしれない。
しかしゲリラ戦法は陸地でしか通用しないのである。
「本土決戦」で人口の多い本土を守れたとしても、周辺の小さな島を侵略された場合、海軍力がなければ取り返せない。
日本が非武装化すれば中国は尖閣諸島を実効支配し、韓国は対馬を占領するだろう。
海洋国家の日本には海軍がどうしても必要だ。
「非武装中立」は我が国の場合、地政学的に不可能なのである。

by 箱男:2006年07月23日 11:11|目次 新着コメント
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戦争論に関連するエントリー

コメント(5)

1:匿名さん:2006年07月25日 02:52

ヲタクネタ・ハルヒネタと戦争ネタとのコメントの差b
頑張れ応援するよ

2:匿名さん:2006年07月25日 20:02

ある晴れた日のこと♪
魔法以上のユカイが♪
限りなく降り注ぐ 不可能じゃないわ♪
やっぱいいね、この曲。ね、箱男さん。

3:匿名さん:2006年07月28日 23:52

一応いっておくが、日本は中立じゃない。軍を持たずに中立はほぼ不可能

4:匿名さん:2006年07月31日 02:40

日本はアメリカのポチ。これ、常識。

5:Repetition:2007年02月10日 20:35

同意。日本に海軍力は必要不可欠。
それはそれでいいんだが、自衛隊法と9条なんとかしないと・・

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