花右京メイド隊 第XX話 「フェンリル、覚醒」
それはある朗らかな一日の出来事。
屋敷の地下室から一人の女がヨロヨロと出てきた。
「あぁ〜コマケで作った借金で首が回りませんわ〜」
首が回らない分、体全体をクルクルと回転させるイクヨ。
彼女の視界に一匹の犬が写る。
「あら、フェンリルちゃんじゃない。珍しいわね。こんな所で・・・」
「ん?良く見るとあなたの首輪に付いているそのペンダント、本物の宝石じゃない?売ったらお金になりそうね・・・ちょっと触らせてみてよ」
フェンリルが「クゥ〜ン」と嫌そうな鳴き声を上げる。
「いいから!盗ったりしないって、本当に!」
血走った表情でイクヨが無理やりフェンリルのペンダントを奪おうとし、フェンリルが必死に抵抗する。
「大丈夫だって!必ず返すから!」
イクヨが無理やり引っ張ったせいでブチッ!と音を立ててフェンリルの首輪から石が外れた。
「やったわ!」
宝石を手にしたイクヨが嬉しそうに飛び跳ねるが、フェンリルの様子がおかしい。;
「グルルルル・・・」と唸り声を上げ、体は振るえ表情が強張る。やがてドクン、ドクンという大きな心拍音が聞こえ始めた。
イクヨはフェンリルの異変には気付かずに浮かれたまま喜びの舞を踊り続けている。
呻きながら徐々に体が大きくなっていくフェンリル。顔付きは凶悪になり、やがて30Mほどに巨大化した!
驚いて腰を抜かすイクヨ。
「わっ私また何かやっちゃった!?」
赤く目を光らせ世界の終わりを告げるかのように咆哮を上げるフェンリル。
「グオォォォォォ!」という叫びと同時に口から火の玉を吐き、それが直撃した奥多摩の山が一つ吹き飛んだ。
爆音が轟き、炎で空が赤く染まる。
「一体何事だ!」
警備長官室から剣コノヱが飛び出してくる。
外を見ると花右京家の庭に巨大な怪物が炎の吐息を吐きながら唸っていた。
「な・・・!あれは・・・フェンリル、なのか!?」
「何者かがフェンリルの封印を解いたようです」
声に振り向くと赤色王旗の紫皇院が静かに立っていた。
「紫皇院姉さま!?」
紫皇院「フェンリル・・・あの子は世界を火の海に変えるという本物の化け物なのです。 太古の昔に主と精霊達の力が込められた精霊石によって封じられ、終末の日まで赤色王旗の管理下に置いておく筈でした」
「その精霊石による封印が何者かの手によって今、解かれた・・・私達にはもう、フェンリルを止めることは出来ないわ」
コノヱ「なら、世界が破壊されるのを黙って見ていろと言うのですが?そんな事は私には出来ません!」
窓から飛び出してフェンリル討伐に向かうコノヱ。紫皇院は黙ってそれを見ている。
「警備部!ありったけの弾薬を用意しろ!なんとしても奴を止めるんだ!」コノヱが無線で指示を出す。
コノヱの前方に太郎とマリエルの姿が見える。
マリエル「フェンリルちゃんが・・・」
コノヱ「太郎様!」
太郎「コノヱさん、これは一体どうなっているの?」
コノヱ「話は後です!今警備部に出動を命じました。太郎様は一刻も早く避難してください!」
太郎「でも・・・」
フェンリルが太郎達に気付き、口から火の玉を吐き出そうとする。
コノヱ「しまった!!」
ドドーン!!
空から砲声が聴こえフェンリルの顔面に砲弾が直撃した。
慈悲王家から帰還したリュウカが駆る空中戦艦からの砲撃だった。
太郎「リュウカさん!!」
慈悲王リュウカ「ホ〜ホッホッホ。太郎、助けに来て上げましたわよ!」
シズカ「妾もいるぞえ」
ジィ「太郎様!ジィも ジィも!」
しかし即座にフェンリルが火の玉を吐いて反撃し、一撃で空中戦艦を撃墜した。
リュウカ「あ〜れ〜〜〜!」
太郎「リュウカさん・・・」
コノヱ「警備部はまだか!」
早苗八島「隊長、警備部の迎撃体制が整いました」
コノヱ「そうか。では始めるぞ!」
ワァァァーーーーーーーーーーーー!!
警備部による総攻撃が始まった。
花右京家が誇る最新式の重火器が一斉に火を噴く。
数百の歩兵がフェンリルを取り囲み猛攻を加えた。
フェンリルがダメージを受けて一瞬よろめくが、益々凶暴さを増して暴れ回り、兵士達を蹴散らしていく。
警備部「第3班、第17班壊滅!駄目です、火力が足りません!」
コノヱ「なんだと!」
フェンリルが吐いた火の玉で既に周囲は炎に覆われていた。
コノヱが刀で切りかかるが刃が肉で跳ね返され、反動で地面に倒れこんでしまう。
すかさずフェンリルがコノヱを踏み潰そうとする。
コノヱ「くっ!これまでか・・・!」
バキィィィィィィン!
コノヱが恐る恐る目を開けると紫皇院が彼女の大剣でフェンリルの前足を押さえていた。
コノヱ「姉さま!」
紫皇院「コノヱ、あなたの言う通りですね。諦めるには、まだ早い」
「もし世界を救う方法があるとしたら、それは神と精霊の力を秘めた・・・」
コノヱ「精霊石・・・!」
紫皇院「精霊石を通してフェンリルに語りかけるのです。フェンリルと最も親しかった者の言葉なら、あるいは・・・」
メモルのコントロール・ルームで外の様子をモニターしていたグレースがその話を聞いて呟いた。
グレース「シンシア、どうやら世界を救えるのは、お前一人のようだぜ」
シンシア「・・・」
グレースと人格を交代したシンシアは外に出てみた。遠くで大暴れしているフェンリルの凶相は世界の終わりを感じさせる。
腰を抜かしたまま動けないイクヨの元へシンシアが駆け寄った。
シンシア「イクヨさん!その石を私に渡して!」
イクヨ「えっ?これ?あ、あげるからあげるから!」
精霊石を受け取るとシンシアは両手を高く掲げて叫んだ。
シンシア「精霊石よ!私に力を貸して!」
次の瞬間、精霊石が光り輝き、青き波動が発せられ周囲を包み込む。火は吹き消され、聖なる光で領域内が浄化される。
波動を浴びたフェンリルの動きが止まる。
シンシア「お願いフェンリル!元の姿に戻って!そしてまた私と一緒に遊びましょう?」
フェンリルが頭を振りながら「グルルルル・・・」と苦しそうに呻いている。
シンシア「フェンリル!」
フェンリル「ググッ・・・・ガアゥ!」
バシィッ!!
一瞬の虚を突く様にしてフェンリルが前足でシンシアを弾き飛ばした。
コノヱ・太郎「シンシア!!」
マリエル「シンシアちゃん!」」
地面に叩きつけられたシンシアの所へメイド隊の面々が駆け寄る。
太郎がシンシアを抱き抱えるが既に息をしていない。
太郎「シンシア!シンシアァ!」
コノヱ「なんて、なんていう事だ・・・」
皆が一斉に泣き崩れる。
精霊石の力で浄化され、シンシアを殺した事で理性を取り戻したフェンリルが静かにシンシアを見つめている。
メイド隊が悲しみにくれる中、フェンリルが一寸顔を上げると背中の赤い星が輝き出した。
やがて星の部分から肉眼で確認できるほどの大量のオーラが放出され、そのエネルギーの渦がシンシアを球状に覆った。
フェンリルの持つエネルギーの全てがシンシアに注がれた頃、シンシアの胸元に置かれた精霊石が光り輝き、シンシアが目を覚ました。
太郎「シンシア!良かった・・・良かった・・・!」
コノヱ「奇跡だ・・・」
まだボンヤリとしたままのシンシア。彼女の蘇生にエネルギーを使い切り、すっかり元の姿に戻ったフェンリルが「クゥ〜ン」と心配そうにシンシアを見ている。
シンシアはゆっくりと手を伸ばし、フェンリルの頬をそっと撫でた。
-FIN-
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コメント(9)
1:匿名さん:2006年09月03日 00:46・・・・これがハルヒよりオモシロい小説ですか。
2:匿名さん:2007年01月04日 18:25これは酷いなww
さすがNEETの書く文章w
これでは管理人の幼稚な文章も責められないなwwww
これが、ハルヒより面白いとは考えられません。 ハルヒがアマチュアなら、これは中学生の作品だと思います。
4:匿名さん:2007年03月06日 13:23>>1>>3はエヴァンゲリオン板にいくことをお勧めします
別にいいんじゃないのこれ
なるほどね…まっ悪くはない、ただ今時なら小学生でも書けそうな文章だね。
中学生でももっとましな物書くよ。これでハルヒ以上と…笑っちゃうね、あんた人生甘く見すぎ。
こんなの、誰だって書けるぞ、あきれたぜ。
まず効果音がだめですね。大体なぜそういう状況下になったのか?。それが大事だと思います。涼宮ハルヒはキョンというごく普通な一般人の胸中によりその状況下を説明していますがこの作品はアバウトすぎます。
7:匿名さん:2007年05月03日 16:57ええっと………
何から言って良いやら……
DEEP LOVE読んだときとおんなじ気分だな。
文章力とイクスピレーショナリティーと…ってかさ
>精霊石の力で浄化され、シンシアを殺した事で理性を取り戻した
>フェンリルが
殺したことでって。。。確定するなよ文章で。
しかも結局どっちの理由から落ち着いたかはっきりしてない。
両方の理由って言ってもつまらない。
しかも安い奇跡だな、バーゲン中かよ。
あったあったヽ(;´Д`)ノ ランタ タンタン♪
主さんが書いた小説・・・
これから1年以上経つけど、少しは文章力UPしました?
最近こういう記事がないから( ゚Д゚)アキタヨ・・・。
飽きたと言いつつも今日も来た自分って一体・・・。
いや、ただのひまつぶしだから。
9:箱男:2007年09月18日 13:03いんすぴれーしょんが沸かへんねん
良質な作品に触れると二次創作したくなるもんだが最近ないね
PTSDが対人恐怖症の原因?
手帳を持ち歩こう!
ジャンケン性格診断
無駄な知識などない
速読したい
俺カッコワルい。。。
腕時計便利だなwww
他人のためにお金を使った方が幸せになれる
反論思考でポジティブ・シンキングぅ〜♪
ユーモアが心を強くする